丸太父:関係ないあなたが関わらなければ良かったんではないですか?
学校から丸投げされた丸太を、とうとう自宅まで送り届けたスレ主。
しかし出てきた丸太父は「余計なことをした」と責め、「今度は学校まで送れ」と言い放つ。
断れず正門まで連れて行っても、丸太は車から降りない。
電話した学校の対応は、第1話以上に信じられないものだった。
見積もり提出の期限が迫る中、善意はどこまで追い詰められるのか。
「余計なことをした」と責められ学校送迎を押しつけられた
そして丸太父は私を責めてきたのです。

丸太が泣いて座っていたからって、関係ないあなたが関わらなければ良かったんではないですか?

……あ、はい。

言っちゃ悪いけど、お節介ですよね。
放っとけば、そのうち登校したんですよ。
この子は。

もしそうでないとしても、班の子たちが丸ごと登校してこないんだから、学校側がアクションしたと思いますよ。
本当にその通りかもしれない。私が余計なことしたばかりに、迷惑をかけてしまった……と思いました。

そうですね。申し訳ありませんでした。
そう謝ってしまいました。

反省してるなら、このままこの子を学校へ送っていってください。
僕は夜勤明けで、今晩も夜勤で睡眠を取らないといけないんです。
私は丸太の様子を見ました。
うつむいてるだけで、何も言いません。
でも、丸太父がそう言うのなら仕方ないと思いました。

分かりました。大変ご迷惑をおかけしました。丸太君は責任を持って学校へお連れします。
ていねいに頭を下げて、丸川家を出ました。

スレ主、このときも録音はしてたんだよね? 難しい場面だけど、父親の対応はないわ。

スレ主には最初から「余計なことをした」という負い目があったから、すぐに引き下がってしまったかもね。

相手は男性だし、怒らせたら怖いという感情もあったんじゃないかな?
はい。録音してました。
丸太父の言い分を頭ではおかしいと分かってたんですが、みなさんのおっしゃるとおりの感情に支配されてしまいました。
今度は私の自宅に向かって、丸太を急がせながら歩きました。
歩きながら会社に遅刻の連絡をしました。
しかし10時までの見積もり提出は、なんとしても間に合わせたい気持ちでした。
幸い、学校は通勤途中にあります。
私は丸太を車に乗せようとしました。
すると義母が、驚いて声をかけてきました。

嫁子ちゃん、どうしたの? まだ会社に行ってなかったの? その子は?

公園に集合してたら、急に学校へ行かないって言って動かなくなっちゃったんです。私が連れて行ってあげますね。
丸太を車に乗せながら、私は早口で伝えました。

え? 嫁子ちゃんが?

はい。このまま会社に行きます。詳しいことは帰ったら話しますね。
そう言うと、義母は私が急いでることを察したようです。

うん、分かった。でも気をつけてね。
義母は納得してくれました。
学校正門で丸太は「降りない」と言い張った
小学校まで車で3分で到着。これでようやく丸太とお別れできる……。
そう思いながら、車を正門に入れました。
子供たちは登校し終えたようで、グラウンドには誰もいません。

よし、じゃあ行こうか。
私は後部座席の丸太を振り返って、明るく声をかけました。
丸太は無言でうつむいてます。
私は車から降りて丸太側のドアを開け、もう一度促しました。

降りない。
丸太は首を振っています。

学校へ行きたくないの?
そう聞くと丸太は首を縦に振りました。
なんて頑固な子供なんだろう。
私は先生に正門まで来てもらおうと思い電話しました。
願わくば、さっきとは別の人が出ますように……という願いもむなしく、またオッサンでした。
もうオッサン呼ばわりします。録音ONです。

嫁川です。丸太君のお父さんに頼まれたので、丸太君を連れて学校の正門まで来ています。

……はい。

丸太君、やっぱり学校に行きたくないと言って、車から降りてくれません。なので、正門まで迎えに来てほしいんです。

……えっと、迎えにというか、連れてきてください。

あの、だからー、本人が車から降りないって言ってるんです!
私一人では手に負えないから、先生に迎えに来てほしいんです。
正門にいますので来てください!!
さすがの私も苛立って、きつい口調になりました。
ってか、小学校の先生ってこんなに変なのかと思い、もしかして私が間違えて、ぜんぜん違うところに電話してるのではないかと疑うほどでした。

あー、ちょっと待ってください。
迎えを頼んでも電話保留のまま…
その言葉の次に、保留の音楽が流れました。
でも……。すごく待ちました。
そのままなんです。
何で? 正門まで先生が来るのがそんなに難しいことなの?
本当にどうなってるの?
保留音楽は、そのまま延々と流れ続けました。
マジで勘弁してほしい……と泣きたくなりました。
グラウンドに誰か通ったら声をかけようと校舎を見張ってましたが、誰も通りません。
しびれを切らしてしまい、通話を切断しました。
もう一度かけ直しましたが、今度は話し中になってしまいました。。

丸太君、おばさんは先生ではないの。
だから「学校へ行かなくていいよ」と、おばさんでは決められないの。

だからね、行きたくないなら、それを先生に言おうか?
まずは先生と話そ?
それには一度、学校の中へ入らないといけないの。
だけど丸太は、態度を変えません。
まるで私の弱腰を見抜いてるのではないか。
小学1年生にもなめられてるのかなと、自分が情けなくて、もう涙が出かかってましたよ。
そのとき、渡り廊下から女性の先生が姿を現しました。
こっちに来てくれる、と思ったら、そのまま校舎へと歩いていってしまいます。
もう絶対に捕まえる、と車を降りてダッシュしました。
しかし先生の歩くスピードも速くて……。

先生!!
呼んだけど、先生は校舎へ入っていってしまいました。
私は舌打ちして、車へ戻りました。
もう見積もり送信は間に合わないな。
相手方に伝えてもらうように、他の社員に連絡してもらうしかないか。
そう考えつつ車に戻ったら、なんと。
丸太がいなくなってたんです!!
