学校: 「子供が学校に行きたくないって言ってるんだったら、自宅に連れ帰ってあげてください」
こんにちは、管理人リン・ジュです。
今回のお話はこれ。
登校途中、道端に座り込んでいる児童が
「学校へ行かない」と言い張っていたため学校へ電話したら……。
「近所なんだから、その子を自宅へ連れ帰ってあげてください」
と、当然のように言われた。
仕方なく家まで送り届けると、今度は父親から
「余計なことをしたんだから、学校まで送っていけ」
と責められてしまい……。
近所の子供に対する余計な親切心が、とんでもないトラブルを招いた話を聞いてほしいです。

親切のつもりが地雷だったパターン?

巻き込まれたの? 詳しく!
はい。では書きますね。
私は34才女、旦那は36才。結婚2年目の小梨。
お互い正社員の共働き世帯夫婦で、結婚と同時に旦那の両親と同居してます。
義父はリタイアしてて、義母と共に近場の温泉とか家庭菜園とか趣味を謳歌してる生活です。

なんで同居なのか聞いてもよい?
もちろん。私、実はバツイチなんです。
元旦那はとんでもない経済DV系モラ夫でした。
離婚は大変だったのですが元義両親が良い人で、何かと助けてもらいました。
それがトラウマになっていて、今回は私の方から同居を希望したんです。
万が一旦那がモラだった場合、同じ家の中に助けてくれる人がほしかったから。
旦那と2人きりの生活が怖かったんです。

そりゃすごい珍しいパターンだね!

よほどひどい目に遭ったんだね……。
はい。ここでは詳しく書きませんが。

うんうん、無理に話さなくて大丈夫。

で、変な親切心って何があったの?
公園で泣く小学生を見つけた私
じゃあ、本題行きますね。
ウチの隣りは小さな公園で、そこは小学生が班登校する集合場所になってるんです。
朝出勤しようとしたら「あれ?」って思いました。
小さな子の泣き声が聞こえるんです。
班の子たちが4~5人で、その子をとり囲んでいました。
もしかしていじめ? と思って、こっそり会話を聞いてました。
泣いてる子は、地面に体育座りの状態です。

もう行こうよ。
他の子が、そう説得していました。
もしかして座ってる子が学校に行かないって言い張ってるのかな?
そう思って様子をうかがいました。
この時間帯、いつもだったら小学生はとっくに姿を消してるはず。
ここは普通の住宅街。
私もここへ来て1年ちょっと。
ましてや小学生のことなんか、ぜんぜん分かりません。
誰が誰とか。
だとしても放っておくわけにはいかないと思いました。
夏休み明けで朝でもガンガン暑い。
後になって考えると、ここで知らんぷりするのも手でした。
出勤前だったし。
子供たちが登校してこなければ、学校側が様子を見に来るはずですよね?
みなさんだったらどうしますか?

学校が迎えに来る……ってのも時間かかるし、朝のあの一瞬でそこまで冷静に判断するの難しいよ。
私もきっと声かけてた。

いやでも正直、いまどき他人の子に関わるのってハイリスクだよね……。
自分の身を守るなら、スルーが正解だったかも。

泣いてる子見て知らんぷりはできない!
嫁子さん、関わっちゃったんだよね。
嫁子さんの行動、私は正しいと思う!

自分なら様子だけ見て学校に連絡するかな……。
今の時代、下手に関わると逆にトラブルになりそうで怖い。
たくさんレスありがとうございます。
どなたかが言ってたトラブル……。
それに発展してしまったんです。
そのときはとりあえず何があったのか把握しようと、子供たちに声をかけました。

どうしたの? 何かあった?
すると、小3くらいの女の子がすぐに説明してくれました。

学校へ行かないって言ってる。
予想通りでした。
通学途中に何かあっても、この子たちには連絡手段がないですからね。

学校に電話してあげるよ。待っててね。
私は子供たちに声をかけ、その子の学年と氏名を確認し、スマホで番号を調べて学校へ電話しました。
学校へ電話すると信じられない返答が…
電話に出たのは中年男性の声でした。
なんだか変な威圧感を感じました。

私、嫁川と申します。実は「学校に行かない」って泣いて動かない子がいて、班の子たちが困ってます。
1年生の丸川丸太君です。

はい。
はい。
相手は相槌を打つものの、なぜかその後の返事がなく会話が続きません。

あの、どうしてあげれば良いでしょうか?
すると相手、やっと答えました。

うーん、行きたくないって言ってるんなら、自宅に連れ帰ってあげてください。

はい?
思わず聞き直しました。

ご自宅が近いんでしょう?
連れて行ってあげてください。
そう繰り返されました。

私……がですか?

はい。
いやいや、とんでもない。
てっきり学校の先生が迎えに来てくれるものだと思ってましたが。

でも、そうすると他の子たちはどうするんですか?

その子たちには、そのまま登校するように伝えてください。

それはいいんですけど、私は丸太君は知らない子だし親御さんとも面識ありません。
家も知らないし連れて行けと言われても。
私、仕事がありますし。
それは勘弁してもらいたいと思い、断ろうとすると先生が言いました。

自宅近くなんだからそれが一番早いんです。
すみませんが、よろしくお願いします。
何でしょうか……。
子供は地域で見守るのが当然という考え方なんでしょうか??
なんか、そうしないと人として未熟と言われてる感じがして、つい引き受けてしまいました。

……はい。分かりました。
同時に先生の対応に違和感を覚えたことで、会話の途中で録音をオンにしたんです。
元旦那との離婚の証拠集めをしてたら、トラブル対応に録音がすごく役に立つことを身をもって知ったから。
日ごろから物忘れ防止にもよく録音してるんです。
もちろん、仕事ではやらないですけどね。
ところで、学校の対応としてこういうのって普通なんでしょうか?

ええっ! それはあり得ん対応だよ!!
一般人に丸投げなんて。

リアルタイムの出来事じゃないからアレだけど、それって変だよ。
先生の名前、聞いといた?

主はそんな人じゃないとしても、これじゃ簡単に誘拐できちゃうよ。
ありがとうございます。やっぱり普通じゃないですよね。
私の考えが間違ってなくて安心しました。
丸太を自宅に送り届けようと思い、2人で歩き始めました。

家に帰ろうか。おばさん、丸太君のお家分からないから連れてってくれる?
仕事のことを考えると焦ってきました。
このままじゃ遅刻だ。
もしも渋滞がひどい日だと間に合わないかも、と考えていたらさらに焦ってきて。

丸太君、早歩きしようか。
住宅街の普段行かない方向へ歩いてると、こりゃ時間かかるかもとジリジリした気持ちになりました。
やがて一軒の家の前で、丸太は立ち止まりました。
本当にこの家か確認すると丸太はうなずいたので、さっそくピンポンしました。
でも誰も出てきません。庭には車が1台止まってました。

お家の人、いるのかな?
丸太に聞くと

うん。
とはっきり答えました。
そこで再度ピンポンしましたが誰も出てきません。
困ったなと思いました。
そもそも私は仕事に行かなきゃなんです。
今日の予定として、見積もりを作成して10時までにメール送信する約束になってる。
ああ、こんなことしてる場合じゃないのに、と思いつつ、またピンポンしました。

誰も出ないよ。本当にいるの?
丸太に、もう一度確認しました。
待てど暮らせど誰も出ないので、学校に電話することにしました。
すると、さっきと同じ男性教師の声でした。
録音スタートです。

あの、もしもし。先ほどお電話した嫁川です。
今、丸太君の家に来てるんですが、何度インターフォンを押しても出ないんです。

はい。
返事のあとは無言。こっちの言葉を待たれるのでとにかく話しづらい。
この感じ悪さ、分かってくれますよね?
でも私だって時間がない。強めに訴えました。

どうすればいいですか? 私、もう仕事に行かないといけないんです。

誰も出ないということは、丸太君の家に誰もいないということ?
いや、もうそんなこと知るか、と言いたいところでした。

知らないです。
誰も出ないんだから、いないんだと思いますよ?
そう言うと、横で丸太がはっきりつぶやいたんです。

いるよ。お父さんがいる。
私のレコーダーに丸太の声は入ってる。
でも、ここだけ提出しなければいいだけ。
自分でもどんな事態を想定してるのか定かではないのですが、そんな考えが巡りました。
だから丸太の言葉を無視して、強引に丸太の家から去る選択でも良かったのですが。
それでも後々、丸太が「お父さんはいたよ」と証言すると、マズイことになるのでは、と不安になった私は言いました。

分かりました。
すごい勢いでピンポンしてみます!
ヤケクソに言い放ち、ガチャ切りしました。(スマホだけど)
この時点で、泣きたくなるほどクソムカついてましたよ。
私は何度もピンポンしました。
早く片付けて仕事に行きたい一心だったんです。
すると何度目かで人が動く気配がしてドアが開きました。
無精ひげで髪ボサボサ、寝ぼけまなこの男性が出てきました。
この人が丸太の父親なんでしょう。
丸太父は私を見て、丸太を見て、ちょっと驚いたふうな表情をしました。

どうしたんだ?
丸太に向かってそう口にしました。

何度もインターフォンを押してしまい、すみません。
あの、丸太君、学校に行きたくないって集合場所の公園で座り込んでしまったんです。
それで他の子たちも困ってたんですが、学校に頼まれてお連れしたんです。
手短に状況を説明しました。
すると、丸太父は丸太をにらみつけました。

は? おまえ、ちゃんと行くって出ていったんじゃないのか?
戻ってきちゃダメじゃないか。
私は丸太に対する丸太父の怒りが増すことが怖くなり、丸太が心配になりました。
でも、もう仕事に行かないと。
正直、これ以上関わりになりたくありませんでした。
丸太を送り届けたのだからこれで終了です。
私が立ち去ろうとしたとき、父親に呼び止められました。

ちょっと……一体どうしてこういうことになってるのか、もう一度順を追って教えてもらえませんか?
丸太がどうして戻ってきたのか、状況を把握したいんです。

今朝は妻がちゃんと送り出したはずなのに。
それに失礼ですが、あなたはどなたですか?
こうなれば仕方ない。最初からきちんと話すことにしました。

あ、はい。私、公園横の家の嫁川と申します。
公園に集合してるとき、丸太君が泣きながら座り込んでることに気がつきました。

どうしたのか他の子に聞くと、丸太君が学校へ行かないって言ってるとのことでした。
班の子たちが出発できない状況なので、私が代わりに学校へ連絡しました。

そしたら学校から丸太君をお家に送っていくように頼まれたわけです。

え、じゃあ、あなたが連絡したから学校から連れ帰るように言われたということですか?
なんだか痛いところをつかれた気分で、落ち着かなくなりました。
そして丸太父は私を責めてきたのです。
